NEPP Journey

オンライントレーニングセッション with 富田宇宙選手
ICCE グローバルコーチカンファレンス

2019年10月30日~11月1日に開催されたICCEリサーチフェアとグローバルカンファレンスに参加しました。

 

NEPPでは支援対象国・地域から南米、アフリカ、オセアニアでパラスポーツに積極的に関与し、周辺国と繋がりのある以下の3名を招聘し、カンファレンスでそれぞれの地域の課題等についての発表を行いました。

南米:レティシア・バエズ(パラグアイパラリンピック委員会副会長)

アフリカ:セレスティン・ンゼイマナ(ルワンダパラリンピック委員会エグゼクティブディレクター)

オセアニア:ジャッキー・トラベルツ(パプアニューギニアハイパフォーマンスセンター陸上競技コーチ)

​カンファレンス参加の他に、パラコーチEUプロジェクトメンバーとのミーティングや世界中のパラスポーツ関係者・研究者らとのネットワーク作りが行えたことは、参加者にとって今後の各地域でのパラスポーツ発展の一助になると考えます。

​投擲トレーニングキャンプ in バヌアツ

2019年10月9日~11日、バヌアツ・ポートビラにてオセアニア地域の選手が東京2020に出場するためのMES (Minimum Entry Standard) 突破を目指し、必要な知識や技術を得ることを目的とした投擲のトレーニングキャンプを実施しました。

また、コーチに向けては東京2020に向けた戦略的プランを作成するためのワークショップも行いました。

​講師にはオーストラリアのクリス・ナン氏、ニュージーランドのクリス・ナイト氏を迎え、オセアニア各国から合計28名の選手・コーチが参加し、東京2020に向けて”チームオセアニア”の絆を深めました。

ワークショップ&1年前パラ陸上トレーニングキャンプ @ 日体大

東京2020の約1年前となる2019年9月12日~18日、日体大でワークショップおよびパラ陸上トレーニングキャンプを実施しました。

初日と2日目には競技力向上のために必要な知識の獲得、パフォーマンス分析による課題の明確化等を目的としたワークショップを、3日目以降は日体大健志台キャンパスにて東京2020を想定したパラ陸上トレーニングキャンプを行いました。

10か国から23名の選手・コーチを招聘し、各種目に専門的な知識を持つ講師を4か国から4名迎え、東京2020に向けたNEPP史上最大のプログラムとなりました。

トレーニングキャンプの中日には地元の小学生とのパラスポーツ交流会を実施し、きらきらと目を輝かせて参加する子供たちと触れあい、選手たちもリラックスして楽しんでいたようです。

​子供たちや保護者のみなさんからは、これからはオリンピックだけでなくパラリンピックにも注目したいといううれしい声をいただきました。

パラパンアメリカン競技大会視察

2019年8月23日~9月1日にかけ、ペルー・リマで開催された第6回パラパンアメリカン競技大会の視察に行ってきました。

これまで支援を続けてきた選手たちの競技を観察し、ふりかえりのミーティングを行い、選手たちの成長を目の当たりにして、東京2020への期待が一層大きくなりました。

また大会期間中に、支援継続中および今後支援を進めて行く予定の対象国NPC役員や、IPC、他関係者とのミーティングを実施できたことは、今後NEPPの支援を進めてい行く上で非常にプラスになるはずです。

 

他の支援対象地域と比べて少し動きが鈍かったアメリカズ地域ですが、今回の視察とミーティング等により活動が加速するという確信が持てました。

トレーニングキャンプ in マイアミ

2019年7月16日~18日、アメリカ・マイアミにてアメリカズ地域対象の水泳および陸上のトレーニングキャンプを実施しました。

パフォーマンス向上とアメリカズ地域のネットワーク構築を目的としたプログラムには、バルバドス、グレナダ、パラグアイ、セントビンセント&グレナディーン諸島の4か国から8名の選手とコーチが参加しました。

陸上講師には元米国パラリンピック陸上ディレクターのキャシー・セラーズ氏を、水泳講師には日本体育大学の岩原文彦准教授を迎え、3日間という短い期間でしたが技術トレーニング、トレーニングプラン作成、スポーツ栄養についての指導等を行い、参加者にとっては多くの学びがあったと思います。

​マイアミでのキャンプ開催にあたっては日本からの手配が困難なものが多く、事前の施設確保、食事手配、保険加入など、現地在住のタニグチ・ジュリアナさん、タキナミ・コウジさんに多大なご協力をいただきました。キャンプ中もスタッフとして参加していただき、お二人なくしては今回のキャンプ成功はなかったかもしれません。本当にありがとうございました!!

​フィジー&キリバス訪問

2019年7月1日~8日、フィジーとキリバスを訪問

 

フィジーではNPCとの打ち合わせやジムトレーニング見学等を行い、今後の支援方法や大会参加に向けた具体的な課題等について話し合うことができました。

 

キリバスではトレーニング見学の他にNPCに向けてのセッションを行い、競技面と組織運営面での現状の問題・課題を把握することができました。

またオセアニアパラリンピック委員会の配慮により同じタイミングでDスポーツニュージーランドマネージャーのカトリオーナ・マックビーン氏がキリバスを訪れおり、NPC運営力強化指導や選手のトレーニング方法についての助言を行っていました。

パラコーチングワークショップ in ブータン

2019年6月5日~8日、ブータンでパラ陸上北京グランプリのふりかえりワークショップおよびパラコーチングワークショップを開催しました。

講師は本事業スタッフに加え、オーストラリアからクリス・ナン氏を迎え、合計28名のパラアスリート、コーチおよびNPC役員が参加しました。

参加者は非常に積極的であり、多くの学びを得ようとするポジティブな姿勢を持っていたことがとても印象的でした。
​ブータンパラリンピック委員会は2017に設立されたばかりですが、東京2020出場に向けて意欲的に取り組んでおり、着実に日々進化しています。

​初めての国際大会で大金星

2019年5月22日~26日にアリゾナで開催された国際パラ陸上グランプリ大会(The Desert Challenge Games)に、本事業支援対象国であるグレナダからアイショナ・チャールズ選手が出場しました。

5年ほど前から陸上を始めたチャールズ選手にとって、そしてグレナダパラリンピック委員会にとって初めての国際大会出場でしたが、やり投げF46クラスで30.33mを記録し、見事優勝を果たしました。

​今後のアイショナ選手、グレナダパラリンピック委員会の活躍に期待が膨らみます!

アラフラゲームズの振り返りワークショップ

2019年4月30日から5月1日の2日間、オーストラリア・ダーウィンにてアラフラゲームズの振り返りを目的としたワークショップを開催しました。プログラムには、オセアニア地域4カ国(バヌアツ・パプアニューギニア・ソロモン諸島・フィジー)からコーチ7名とパラ陸上選手1名(バヌアツ)の合計8名が参加し、講師にはクリス・ナン氏(オセアニアパラリンピック委員会/コーチメンター)を招きました。

 

1日目は、国際大会出場に向けて必要な準備について議論し、2020年東京パラリンピック大会の参加標準記録と各国アスリートのアラフラゲームズでの記録とのギャップ分析を行いました。その後、大会期間中に撮影したアスリートの映像を見ながらパフォーマンス分析を行い、レビューの方法や今後の改善点について考えました。最後のセッションでは、2つのグループに分かれ、ウィークリートレーニングプランを作成しました。

 

2日目は、次に目標としている大会に向けたアクションプランを作成しました。プランを作成する中で、2020年東京パラリンピックまで時間は限られており、参加できる国際大会も少なく、コーチは戦略的にアスリートをサポートしていく必要があるため、特に「何を」「いつ」「誰が」に焦点を当てました。2020年東京パラリンピックまで500日を切り、本事業としても、今後戦略的により多くの支援対象国のアスリートを支援していきます。

アラフラゲームズの快進撃

本事業オセアニア地域支援対象国のパラ陸上アスリートの競技視察及び大会終了後の振り返りワークショップの開催を目的に4月25日から5月2日にかけてオーストラリア・ダーウィンで開催されているアラフラゲームズへ参加しています。

 

大会初日、バヌアツの槍投げ選手の1人であるケン・カフは47.61mを記録し、見事2020年東京パラリンピック参加標準記録を突破しました。バヌアツだけではなく、支援対象国のアスリート全員が素晴らしいパフォーマンスを我々に見せてくれました。男子砲丸投げ(座位)では、1位ブルネイ、2位ソロモン諸島、3位パプアニューギニアと続き、本事業支援対象国のアスリートが表彰台を独占しました。

 

また、フィジーの男子砲丸投げ選手のイオセフォ・ラケサも10.65mを記録し2020年東京パラリンピック参加標準記録を突破しました。2020年東京で彼らの活躍を見られることを楽しみにしています!!

パラコーチングワークショップ@日体大

2019年2月16日から2月21日までの6日間、日本体育大学にてパラコーチワークショップを開催しました。10カ国17名のコーチが参加し、クリス・ナン氏をファシリテーターに迎えました。

初日は、本学パラ陸上チームのプールトレーニングを見学しました。ほとんどのコーチにとってプールトレーニングを見るのは初めてということで、興味津々な様子でした。クリス氏は、水中トレーニングは陸上よりも抵抗力の面で優位性があると話し、リオパラリンピック銅メダリストの重本紗英選手も、プールトレーニングを取り入れてから自己ベスト記録を更新したという経験から、プールトレーニングの効果を語っていました。
その後、本学が受託している他のスポーツ庁委託事業NCDAが主催する女性コーチデベロッパーに関するシンポジウムに参加しました。本事業でもパラスポーツ界への女性参加向上に取り組んでいます。

2日目は、2018年7月の第1回ワークショップ以降、コーチたちが行ってきたことを共有しました。それぞれに制限時間を設けていましたが、発表するアクションが多く、時間内に収めることに苦労していました。セッション後の休憩時間にも参加者同士で話を続けていてる光景が見られ、国を越えた一つの大きな家族のような関係が築けています。

3日目は、NCDAとのコラボレーションセッションを行いました。
午前中は、ペアやグループに分かれて、自国のパラスポーツ発展における課題の共有やデベロッパーとの意見交換、午後の指導実践のためのメニュー作成をしました。
午後は、作成したメニューを基に選手役を相手に15分間の指導実践を実施しました。7月のワークショップと比較してみると、コーチたちの自信、指導、質問の仕方など、ポジティブな面で多くの変化を感じることができました。コーチたちの今後の成長が楽しみです。

4日目は、コーチに必要なスキルや知識の獲得を目指したセッションで、コーチが常に持っておくべき3つの重要な視点「WHY」「HOW」「WHAT」、1週間のトレーニング計画もそれぞれのコンテクストを考慮した上で、この3つの視点で構成されるべきであることを学びました。
午後からは、各NCDAデベロッパーがそれぞれの専門分野に基づいたセッションを設定し、興味のあるテーマに自由に参加できるスペシャリストワールドカフェが開催されました。

5日目は、前日のプロフェッショナル・ワールド・カフェで学んだことを共有から始まり、その後、国内の選手たちが目指すべき大会を明確にし(例:2020年東京大会を目指す選手なのか、2024年を目指す選手なのか)、選手の育成優先度を可視化するためのデプスチャートを作成しました。

最終日には、書道や織染めといった日本文化体験と終了証授与式を行って、ワークショップを締めくくりました。授与式には具志堅幸司学長がプレゼンターとして出席し、1984年のロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得した際のストーリーをお話されました。

今回のワークショップを振り返って、参加したコーチたちはNCDAデベロッパーを含めた多くの方との交流を通して、実りある時間過ごすことができました。彼らとのネットワークが、今後のコーチの継続的な成長に役立つことを願っています。
2020年の東京パラリンピックまで残り約1年半となりましたが、2020年の東京パラリンピックへの参加を確実なものにするためにも、コーチたちの活躍に期待したいと思います。

カリブ地域での第一歩

2019年1月18日から20日にかけてカリブ海地域の支援対象国の一つであるバルバドスを訪問し、バルバドスパラリンピック委員会とのミーティング及びパラアスリートの練習観察を実施しました。
 

初日は、バルバドスパラリンピック委員会及び国内障がい者団体の役員とミーティングを行いました。始めに、バルバドスパラリンピック委員会のマーティン・ジャックマン会長から、彼らのビジョンや重要な問題、課題について紹介がありました。彼らは、本事業の他の支援対象国も抱えているパラスポーツの発展に関する問題を抱えていました。 ミーティングの後、在バルバドス日本国大使館の品田輝彦大使との会食の時間を設けさせていただくことができ、品田大使からバルバドスの歴史や現状、他のカリブ海諸国との関係性等を伺うことができました。バルバドスは他のカリブ海諸国にとって非常にアクセスしやすい国なので、将来的にはカリブ海地域支援対象国を対象としたパラコーチングワークショップの開催を検討しています。

 

2日目には、現地のパラアスリート数名と会うことができ、2人の車椅子アスリートの練習を観察しました。その後、バルバドススポーツ評議会の副理事長アレーヌ氏と面会を行いました。彼女はバルバドスでのスポーツ発展に尽力しており、本事業のビジョンに対しても賛同の声をいただくことができました。 
 

最終日には、2月に日本体育大学で開催予定のワークショップへの参加者を決定することができました。カリブ海地域支援対象国から本事業のワークショップへ参加するコーチは彼女が初めてであり、本事業として大きな進展となりました。 本事業としては、今回のバルバドス訪問をきっかけに他のカリブ海地域支援対象国に支援を拡大したいと考えています。

パラコーチングワークショップ in フィジー

2018年12月5日、6日の二日間でオセアニア地域の支援対象国パラスポーツコーチを対象にしたワークショップを開催しました。ワークショップには、フィジー・バヌアツ・パプアニューギニア・キリバス・ソロモン諸島の5カ国から8名のコーチが参加し、フィジーからはコーチング実践のセッションに選手役として多くのアスリートも参加しました。キリバス及びソロモン諸島は新しく国内にパラリンピック委員会ができた国であり、2020年東京パラリンピック競技大会参加に向けて活動しています。

 

講師には、オーストラリアからクリス・ナン氏(オセアニアパラリンピック委員会/コーチメンター)と甲谷洋祐氏(エディス・コーワン大学/ストレングス&コンディショニングコーチ)を招き、オセアニアパラリンピック委員会会長のポール・バード氏にもオブザーバーとして参加していただきました。

 

二日間のプログラムでは、甲谷氏を中心に体幹、上半身、下半身のトレーニング方法や練習計画の作成方法などのストレングス&コンディショニングに関する専門的知識の共有が行われました。セッションではチューブを使ったメニューを紹介されましたが、参加者は現地で手に入るものでどのようにトレーニング行うことができるのかについても議論しました。最後のセッションでは、次回開催予定のワークショップまでのアクションプランを作成し、二日間のワークショップが無事終了しました。

パラグアイでのミッション完了

2018年11月30日~12月2日、アスリートの練習視察及びパラリンピック委員会とのミーティング、ワークショップの開催を目的に本学の伊藤雅充教授がパラグアイを訪問しました。

 

初日には、11月に行ったパラ競泳のトレーニングキャンプに関して、パラグアイパラリンピック委員会のイヒニャ会長やコーチ、選手から強化や国内でのパラスポーツ普及の現状についてヒアリングし、今後の展開についてのミーティングを行いました。その後、パラグアイ・スポーツ庁&パラリンピック委員会 X 日体大のワークショップを開催しました。「良いコーチはどのようなコーチなのか」、「コーチングの質を上げていくために待ち受けている障壁にはどのようなものがあるのか」をテーマとして議論を行いました。今回のワークショップで得られた参加者からの意見をもとに、3月に再度パラグアイで開催を予定しているワークショップのプログラムを作成する予定です。

 

最終日には、新しい義足を手に入れ練習に励んでいるパラ陸上選手及びその家族らと面談しました。これから本格的なトレーニングを始めるようですが、ご家族全員がとても嬉しそうな表情で新しい義足を付けて走る選手を見ていたのがとても印象的でした。

 今回、スポーツ庁、パラリンピック委員会、選手、コーチらと打ち合わせを行い、非常に成果のあった訪問となりました。本事業は3月に再度パラグアイを訪問し、パラグアイのコーチング文化の発展に向けた活動を展開する予定です。

NOC総会 in 東京

2018年11月28日、29日、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に先立ち、約200のNOC(各国オリンピック委員会)が東京に集い、会議が行われました。本事業はパラリンピックを対象としていますが、この会議に参加している支援対象国のNOCと繋がることでNPC(各国パラリンピック委員会)に繋げてもらえる可能性もあるため、本事業の広報活動を行なってきました。多くの支援対象国のNOCと話す機会があり、本事業への関心やNPCに伝えておくといった声を得ることができました。この機会をきっかけに、まだ支援のできていない国や地域とつながり、より多くの支援対象国のサポートを行なっていきたいと考えています。

インドでのOCP視察

2018年11月27日からアギトス財団が開催するOCP1にオブザーバーとして参加しました。アジア地域9か国のNPC(パラリンピック委員会)からコーチあるいは役員が参加しました。本事業の支援対象国の一つであるブータンのPenjor氏も参加しており、パラスポーツ発展に向けて精力的に活動している姿を見ることができました。

 

2020年東京パラリンピックに向けて、今後さらにアジア地域のパラムーブメントが促進していくことを願っています。

​パラグアイ ロドリゴ選手の成長

2018年2月に本学で実施したトレーニングキャンプのフォローアップを目的に11月11日から16日の期間、パラグアイの首都アスンシオンにてトレーニングキャンプを実施しました。パラ競泳のロドリゴ選手とウォルターコーチは2月のトレーニングキャンプ以降、日本で得た知識やスキルを生かして練習に励み、10月にコロンビアで開催された国際大会で見事銅メダルを獲得しています。

今回は世界トップレベルの競泳アナリストとして長年経験のある本学の岩原准教授を中心に技術や知識を共有し、トレーニングを行いました。基本的な水泳の技能に加えて、選手のコンディションの理解及びモチベーション向上を目的に、生理学的なアプローチも取り入れました。

 

ロドリゴ選手は、今後多くの国際大会に参加し自分の力を試していきたいと考えています。今後の彼の活躍から目が離せません!

パラコーチングワークショップ in ジャカルタ